10代男性
●1回目
・サッカーで転び、左のお尻を打ち付けたらしく直後酷く腫れたとのこと。施術当日には腫れは引いていた。
・レントゲン撮影で骨の異常は確認されず。
・腰の屈曲、反りどちらも鈍い痛みがある。
施術)
腰の痛みがあるためうつ伏せで、腰とお尻に鍼。特に痛みが強い左お尻の真ん中から外側まで、寛骨臼目掛けて多めに鍼をしました。
股関節近くはとても粘っこかったため特殊鍼を使用。
●2回目
・前回より少しよくなった。
・触診では右より左お尻のほうが柔らかくなっていた。
・あぐらストレッチをするとお尻の下の方が痛む。
施術)
前回と同じように腰、お尻を施術。
得気(響き)が大きい股関節の後ろに多めに鍼。
坐骨結節の近くは得気感じないとのこと。お尻真ん中から股関節に近づくにつれ得気が大きくなりました。
●3回目
・結構良くなった。
・女の子座りしたときに痛む。
施術)
今回はお尻メインで鍼をするため、左上の横向きで施術しました。
女の子座りで引き伸ばされる外旋筋を狙い股関節後ろに多く鍼。得気有り。
打ち身の急性炎症のため鍼の効果も早く、3回で良くなりました。
骨に問題がなければ、通常腫れが収まると痛みも消えるのですが、神経が緊張状態のままだと筋肉も緩まず、血流が悪くなるため痛みが消えないことがあります。この状態が続くと慢性痛となります。
神経の緊張を解いてあげるためには、先に関係のある筋肉の血流を回復させるのが手です。